音楽家の坂本龍一さんが2023年3月28日に亡くなっていたことが分かりました。
坂本さんはガンにかかっており、病状の移り変わりが見られたようです。
ここでは、坂本さんの病状を時系列で調査し、まとめてみたいと思います。
また、坂本さんが入院していた病院はどこだったのかもお伝えしますね。
坂本龍一のステージ4のがん病状を時系列で調査!
坂本さんのがんはステージ4だったと言われていました。
ステージ4とは全身にガンが広がっている状態のことを言います。
がんは一度は寛解したものの、違う場所でのがんが発覚し、何度も手術を経験して壮絶な闘病生活を送った坂本さん。
坂本さんのがん病状を時系列で調査しましたので、ご覧ください。
2014年:中咽頭ガン
坂本龍一が中咽頭ガンって!Σ( ̄□ ̄;) pic.twitter.com/b60qejjNnU
— Rу❍ 🎧 (@fankscrymax) July 9, 2014
2014年7月10日、所属事務所から坂本さんが中咽頭ガンにかかっていることが発表されました。
治療のため、コンサートを中止することも発表。
中咽頭とは、喉のあたりにできるガンで初期のうちは自覚症状が見られないそうです。
ところが坂本さんは喉に違和感を覚え病院に行ったというのですから、診断された時にはすでにガンは進行していたのかもしれませんね。
元々健康に自信があった坂本さん、これまで自分自身の体調不良で仕事を休むなどということは今までになく、「まさか自分がガンになるとは」と信じられなかったようです。
治療の甲斐あって、成功し2015年8月には仕事に復帰。
坂本さんは以前のように、再び音楽を続けられる環境に戻ってきたのです。
2020年:直腸ガン
ところが、2020年には坂本さんは直腸ガンにかかってしまいました。
2014年にかかった中咽頭ガンは「寛解」と言われたのに、今度は直腸ガンだと診断されたのです。
「寛解」とは病気が完全に治った「治癒」という状態ではありませんが、病気による症状や検査異常が消失した状態のことを指します。
しかし「寛解」と言われても再びガン細胞が増える可能性もあり、定期的な診察が必要。
坂本さんは再びガンとの戦いが始まり、アメリカで治療を開始したものの、中咽頭ガンの時のようにガンは消えてはくれませんでした。
2020年:肝臓やリンパにも転移
ガンは消えるどころか、肝臓やリンパにも転移が見られたのです。
その後、日本に帰る機会があった坂本さんは病院を訪れることになり、転移が発覚。
この頃、がんの転移を見つけてもらえなかったアメリカへの病院への不信感が高まったと言うのです。
ところが、転移を見つけてくれた日本での病院での医師との相性にも、坂本さんは違和感があったとのこと。
「何もしなければ余命は半年」という医師からの厳しい言葉のほかに、「何か違う」と感じた坂本さん。
今の自分の病状を教えてくれた医師だったのですが、セカンドオピニオンを受けるために違う病院に行くことを決めたのです。
2021年:直腸の原発巣、肝臓2か所、リンパへの転移がんを手術
直腸の原発巣、肝臓2か所、リンパへの転移がんの手術を2021年に受けた坂本さん。
自らの意思で病院を変えた坂本さんですが、厳しい病状であることには変わりはなく、手術を受けることになりました
直腸の原発巣と肝臓2か所、さらにはリンパへの転移を取る外科手術となり、なんと6回にも渡るガンの摘出手術を受けたのです。
手術を受けると言うことは、相当な体力を消耗します。
しかも6回も手術をするとなると、坂本さんにとってもかなりの負担になったことでしょう。
そして坂本さんは
「これからは“ガンと生きる”ことになります。
もう少しだけ音楽を作りたいと思っていますので、みなさまに見守っていただけたら幸いです。」
ガンとの共存を決意したコメントを発表した坂本さん。
その決意から2年が過ぎ、2023年3月28日に坂本さんは亡くなりました。
辛い闘病期間が続き「もう逝かせてくれ」と坂本さんが呟いたこともあったそうです。
どれほど酷な時間を過ごしたのでしょうか・・・
坂本龍一のかかりつけの病院はどこ?小池百合子宛の手紙から特定!
こう言われたことには根拠があります。
坂本さんは闘病のさなかに、小池百合子都知事に1通の手紙を送っていました。
その手紙の内容は、現在進められている「明治神宮外苑の再開発」に抗議するものだったのです。
神宮外苑の再開発にあたり、樹木を大量に伐採する必要がありるため、日本イコモス(国際記念物遺跡会議)国内委員会も、「3000本の樹木が伐採されることになる」と指摘していました。
坂本さんは2023年3月初旬、小池都知事に、
- 「100年かけて守り育ててきた樹々を犠牲にすべきではない」
- 「目の前の経済的な利益のために、貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではない」
と再開発の中止を訴える手紙を書いたのです。
大切な自然を簡単に無くしてしまうことをやめて欲しいという坂本さんの訴えが、手紙には書かれていました。
このことから、神宮外苑に近い病院=慶應義塾大学病院に坂本さんが入院し、かかりつけだったのではないかと言われているのです。
まとめ
「坂本龍一の病状を時系列で調査!病院はどこだった?」と題してお送りしました。
時系列で病状を辿ってくと、壮絶な闘病生活だったことが分かりますね。
病院は慶應義塾大学病院ではないかという説が濃厚です。
坂本さんは日本を代表する世界的に偉大な音楽家で、死後世界中からメッセージが送られおり、坂本さんの存在感は生前と変わらぬまま。
坂本さんのご冥福をお祈りすると共に、今後一層坂本さんの作品を愛でたいと思います。
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