年末の風物詩の一つである日本コード大賞が今年も12月30日(土)に生放送されますね。
今年を代表する曲に送られるレコード大賞ですが、
近年はやらせ疑惑や意味がないと言われ、受賞を辞退する有名アーティストが増えるなど
最盛期と比べると賞の価値が低下したと言われています。
今回はそんなレコード大賞2023について調べてみました。
レコード大賞2023の、やらせは誰?
ですが、今年の最優秀賞のノミネートをみても
多くの人に認知されていないアーティストが名を連ねていることで
やはりやらせなのか?という声が挙がっています。
そもそもレコード大賞がやらせと言われているのは、
その年に話題になっていない楽曲が受賞しているからということが大きな理由だと思われます。
特に今年は大ヒットしたアニメ推しの子の主題歌であるYOASOBIのアイドルが
優秀作品賞に入っていないことに多くの人が疑問を感じている様です。
YOASOBIのアイドルはBillboard JAPANで21週連続1位を獲得し、
Billboardでは日本アーティストとして最高位の7位、米国を除くチャートでは1位を獲得するなど
国内外問わず評価の高い楽曲です。
今回レコード大賞2023では特別国際音楽賞を受賞していますが、
これが優秀作品賞に入っていないことが“大人の事情”を匂わせている様で
多くの人が不快に思っているのが現状です。
更に過去にも一部週刊誌で
(2016年に)レコード大賞を受賞した三代目の所属する芸能事務所である「LDH」に対して、一部で「芸能界のドン」と呼び習わされている大手芸能事務所「バーニングプロダクション」(社長・周防郁雄氏)が、「年末のプロモーション業務委託費」の名目で1億円を請求していた
引用元 日経ビジネス
というような記事が掲載されたこともありますし、
多くの人がやらせじゃないかという疑惑の目を向けていることは確かです。
レコード大賞が“意味ない“理由は?
レコード大賞の成り立ちとして、
(1959年当時)レコード業界は、まだまだ戦争による傷が深く、街にレコードが鳴り響いても、そのプレス数は少ない時代。前年に、日本作曲家協会初代会長である古賀政男、平井賢などがアメリカの「グラミー賞」を見学。帰国後、「日本でも」という発案で計画されたのが「日本レコード大賞」でした。
引用元 公益社団法人日本作曲家協会
ということで、多くの人が耳にし、親しむレコード(音楽)に対して送る賞だったという事になります。
現在はレコードやCDの売り上げが下がる中、サブスクリプションなどの配信サービスを利用する人が増え、
昔の様なチャートの上位を占めたヒット曲とは違い、再生回数の数字が重要視されています。
東洋経済新報社 時代の変化に合わせて業態を変化させたORICON
レコードの売り上げ促進のために作られたとされるレコード大賞という名前と
現在の音楽業界の求める売り上げとの乖離が意味の無さを表しているような気もしますね。
そして現在のレコード大賞の選考基準ですが、
作曲、作詩、編曲を通じて芸術性、独創性、企画性が顕著な作品とする。
引用元 公益社団法人日本作曲家協会
優れた歌唱によって活かされた作品で大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映、代表したと認められた作品に贈る。
特に気になるのが“大衆の強い支持を得た”の部分が賞に反映されていないと感じることです。
審査基準としてこのように提示している以上、多くの人が納得する形を取らないと批判を生んでしまいますね。
これはやらせと受け取られても仕方がないように感じます。
以上のことから、レコード大賞が“意味ない”と言われてしまう理由は、
時代の流れで本来の趣旨からかけ離れた賞になってしまい、更にやらせ疑惑から多くの人に不快感を与えた
からと言えるでしょう。
レコード大賞は誰が決めてるの?
ある記事の中に
いわゆるレコ大は、スポーツ紙を含む各新聞社の記者が中心となって決定する、音楽に関する賞。これをTBSテレビが放送していてその番組名が「輝く!日本レコード大賞」。
引用元 LINE NEWS
との記載があり、レコード大賞を決めている審査員のことが書かれていますね。
ただ、この記載を見て訝しがる人が一定数いることがわかりました。
SNSではこのように言われています。
視聴者として物申したい気持ちがなんとなくわかってしまいますね。
また、先述のLDHに1億円が請求された件からみても
審査員を買収していたと思われるような話が挙がったことで
簡単に買収されるような審査員はいらない
という意見が多くみられました。
まとめ
今回はレコード大賞2023についてまとめました。
賞としての信用度がなくても利権が絡むとやめられないということなのでしょうか。
内部から改革していってクリーンなイメージに変えられなければ
このままずっとやらせと言われていくのかもしれません。
今後は忖度などせず純粋に楽しみにできる賞にしてほしいなと思いました。
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