京都市で起こった「タリウム事件」をご存知ですか?
女子大生にタリウムを摂取させ殺害したとして男が逮捕・起訴されたという事件です。
被告人である「宮本一希さん」の叔母の血液からもタリウムが検出されたとして話題になっています。
一体二人の間には何があったのでしょうか?
今回は、宮本被告と叔母の関係性について調べてみました。
早速見ていきましょう。
宮本一希の叔母は今も植物状態、血液からはタリウム検出!
なんと、入院中の宮本被告の叔母の血液からもタリウムが検出されました。
2020年7月、叔母「宮本紫さん(60代)」が体調不良を訴え、そのまま入院しています。
大脳の一部を損傷し「高血圧脳症」と診断され、現在も人工呼吸器を装着した植物状態が続いています。
事件発覚後、叔母の血液検査が行われ、タリウムが検出されました。
タリウムは、殺鼠剤などにも使われ、少量でも死に至る「劇物」として知られています。
摂取後数時間から半日で、消化器官を中心に下記のような症状があらわれるといいます。
タリウム(TI)に過剰ばく露されると、 胃腸痛と腹痛、 多発性神経炎、 運動性及び感覚 性末梢神経障害、 悪心、 食欲不振、睡眠障害、脱毛症などの様々な症状が発現する。
厚生労働省
当時宮本容疑者の叔母は、頭痛や倦怠感を訴えていたといいます。
当時は原因がはっきりと分からない状態でしたが、この事件を機に究明されました。
タリウムは少量でも吸収されやすいため、非常に毒性が高い物質です。
体重1kgあたり10mgでも死に至ると言われています。
そのため、毒劇物取締法で劇物指定され、厳格な管理が義務付けられています。
一般に入手することは困難なため、タリウム中毒で搬送される人が少ないこと、
また症状が多岐に渡り特定が困難であることから、医療従事者がタリウム中毒を疑う優先度は低かったようです。
宮本容疑者のスマートフォンには、事件直後にタリウムに関する事件の記事や中毒症状の検索履歴があることから、
犯行を自覚していることが分かりますね。
宮本一希の叔母は宮本紫?京都裏千家で有名な人?
宮本被告の叔母「宮本紫さん」は、裏千家でも有名な指導者です。
ノートルダム学院小学校では、教員茶道部の指導をしています。
茶道だけでなく、「国際ソロプチミスト京都」では2020年度の会長を務める予定でした。
京都の中でも有名な女性リーダーとして知られていたことがわかりますね。
また、水泳やトライアスロンの大会に参加するほど、スポーツ好きでした。
そのため、知人や関係者は
さしたる持病があるわけでもなく、突然、植物人間になるいわれがない
自殺を図るような人ではない
と、現在の状態に疑問を抱いていたようです。
宮本一希の動機は、叔母の不動産が目当てか?
宮本被告は叔母・紫さんの不動産が目当てだったと言われています。
叔母・紫さんは、宮本容疑者の祖父が設立した京都市中央区の不動産会社の社長を務めていました。
入院から3か月後、宮本被告が継いでいます。
「宮本家は京都市左京区の比叡山麓の約250坪の敷地に3棟の邸宅を擁し、そこに一族が住んでいました。しかし還暦を過ぎた父が『もっと街中で暮らしたい』と漏らすようになり、兄思いの叔母が2018年に鴨川沿いに中古のワンルームマンションを購入、悠々自適の老後を送っていた。
集英社オンライン
宮本容疑者の父も、叔母が入院する1か月前に亡くなっています。
叔母・紫さんは、「受け継いだ資産をきちっと守って代々受け継いでいくことが私の役目なんだ」
と、日頃から親しい人に話していたそうです。
そのため、父親が大きくしてきた不動産の家業を守りたい一心で、とにかく仕事に打ち込んでいました。
一方宮本容疑者は、知人の証言によると、
「3万円~5万円ほどの高級料理店へ毎日のように通う」
「有名店を貸し切りにしてパーティをする」など、派手な生活をしていたんだとか。
宮本家の財産や不動産目当てだった可能性は高いですね。
宮本家の財産を自由に使うためには、紫さんの存在は宮本容疑者にとって邪魔者だったのでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、宮本一希容疑者の叔母や、その関係性について調べてみました。
叔母・紫さんの血液からタリウムが検出されたこと、
搬送時に訴えていた症状がタリウムの中毒症状に似ていることから、
宮本容疑者の関与が疑われています。
まだ、宮本容疑者本人が自供していないため、あくまで予測ではありますが、
これが事実だとしたら大変恐ろしい出来事ですね。
宮本紫さんの容態が早く回復することを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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