「愛は勝つ」などのヒット曲などを生み出して、シンガーソングライターの「KANさん」をご存知ですか?
そんなKANさんが、先日自身の公式サイトで「メッケル憩室癌」であることを公表されました。
「メッケル憩室癌」とは、あまり聞きなじみのない病名ですが、一体どういった病気なのでしょうか?
今回は、「メッケル憩室癌」の症状や、KANさんの現在の様子について調べてみました。
早速見ていきましょう!
KANのメッケル憩室癌は怖い病気?
そもそも、「メッケル憩室」とは、身体のどの部分にあるのでしょうか?
《「メッケル憩室」とは身体のどの部分?》
憩室は、腸などの壁の一部が袋状に飛び出た突起物のことを指します。
その中でも「メッケル憩室」は、小腸の中間部分にある突起物です。
なぜそんなところに突起物ができてしまうのかというと…
胎児のへその緒は卵黄官という管を通して小腸とつながっています。
通常妊娠7週目ほどで閉じて吸収されますが、それが閉じずに残ったものが「メッケル憩室」です。
そのため、メッケル憩室のある人は珍しく、人口の1~2%程度と少ないそうですね。
さらにその中で癌が発生する可能性は200人に1人ぐらいであると言われており、
確率的には、20,000人に1人ぐらいの大変珍しい病気です。
メッケル憩室自体は症状が出る人も少なく、基本的に無症状です。
KANのメッケル憩室癌の症状は?
KANさんの場合は、その中の「腹痛」が続いたため、受診したそです!
「メッケル憩室癌」は、先ほども説明したように、がんの中でも非常に珍しく1件の症例で論文が書かれることもあるそうです。
小腸は約2メートルと長く、胃からも大腸からも遠いため、MRIやCT、胃カメラや大腸カメラでも届きません。
現在は、扱える医師が限られている「特殊な内視鏡」や、「カプセル内視鏡」で調べるしか方法がなく、
小腸のがんはとても見逃しやすいそうです。
それらの検査は誰でも受けれるわけではないこと、また希少な病気であるため検査の優先度も低いことから、
約2メートルある小腸を検査するのは難しく、
その際見つかったポリープ3つは良性と診断されましたが、その後も腹痛が続いたため大病院へ行き腹腔鏡手術を受けました。
腫瘍を切って、病理検査に出した結果「メッケル憩室癌」であることが発覚したそうです。
おへそ周りの痛みが続く方は、特に受診をおすすめします。
メッケル憩室癌の経験者の声
メッケル憩室癌を患った方の体験談を調べてみましたが、見つけることができませんでした。
というのも、前述のとおり見つけることが難しく、年間を通しても症例が100件に満たないことがあります。
経験者の声がなく、患ってしまったら…と不安になりますよね。
前述のとおり治癒する可能性の高い病気ではありますが、
「メッケル憩室癌」の症状は気づきにくく発見が遅れ、見つかったころには重篤化していたというケースもあるようです。
やはり、違和感を感じたら早めの受診が必要ですね。
KANのメッケル憩室癌のステージは?
KANさんの癌の進行度、ステージについて調べてみましたが、公表されていないようです。
小腸は長いため、20~30センチメートル切除しても大きく問題はないため、日常生活への支障は少なそうです。
胃がんのように、胃を切除したことによる急激な減量などもないので安心です。
切除が無事完了し、手術後に体力が回復すれば、ステージでの音楽活動も復帰できるのではないでしょうか。
4月いっぱいは予定していたコンサートを中止し治療に専念されるそうです。
一日でも早いステージ復帰を願っています!!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、シンガーソングライターの「KANさん」が患っている「メッケル憩室癌」について調べてみました。
「ガン」と聞くと深刻で不治の病といった印象がありましたが、早期発見で治癒の可能性があると知り安心しました。
国民の2人に1人が癌になる時代と言われているので、私自身も気を付けて検診を受けようと思います。
KANさんの歌声がまた聞ける日を楽しみにしています♪
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